Macで付けた名前の濁点がばらける。Windowsで使えない記号が入っている。ZIPに余計なファイルが混ざる。こうした問題をまとめて直します。
1ファイルを選ぶ
ZIPも、ふつうのファイルも、いくつでもまとめて選べます。
2直す内容を確認する
3修正済みのコピーを保存する
元のファイルはそのまま残ります。直したものが新しいコピーとして保存されます。ブラウザは元のファイルを書き換えられないためです。
保存したファイルはどこにありますか?
- Windows: 「ダウンロード」フォルダに入ります。画面右上に出る通知からも開けます。
- Mac: 「ダウンロード」フォルダに入ります。Dockの右側にあるアイコンからも開けます。
- iPhone / iPad: 「ダウンロードしますか?」で「ダウンロード」を押すと、「ファイル」アプリの「ダウンロード」に入ります。
- Android: 「ファイル」アプリや「Files」の「ダウンロード」に入ります。
このツールが直すこと(一覧)
Macで作ったものをWindowsの人に渡しても、そのまま開ける形に整えます。知りたい項目を押すと説明が開きます。
1. 濁点・半濁点がばらける
何が起きるか: Macで「ガイド.pdf」と名前を付けたファイルをWindowsで見ると、「ガ」が「カ゛」のように点が離れて見えたり、検索しても見つからなかったりします。
なぜ: Macは「ガ」を「カ」と「゛」の2文字として保存し、Windowsは「ガ」1文字として扱うためです。見た目は同じでも中身が違うので、同じ名前のファイルが別物と判断されることもあります。
ツールがすること: 「カ」と「゛」を「ガ」1文字にまとめ直します。
2. Windowsで使えない記号
何が起きるか: Macでは「報告書:最終?.docx」のような名前が付けられますが、Windowsでは \ / : * ? " < > | の9種類の記号が名前に使えません。そのまま渡すと、ZIPから取り出せない、保存できない、名前が途中で切れる、といったことが起きます。
ツールがすること: これらの記号を「_」(アンダーバー)に置き換えます。「報告書_最終_.docx」のようになります。
3. 名前の末尾のスペースとピリオド
何が起きるか: 「議事録.txt. 」のように、名前の最後にスペースやピリオドが付いていることがあります(コピー&ペーストで紛れ込みがちです)。Windowsはこれを黙って削るため、Mac側と名前が食い違い、「同じファイルなのに別名になる」原因になります。
ツールがすること: 末尾のスペースとピリオドを取り除きます。
4. Windowsの予約名(CON、PRNなど)
何が起きるか: 「CON」「PRN」「AUX」「NUL」「COM1〜9」「LPT1〜9」は、Windowsが昔からプリンタなどの機器の名前として予約している言葉で、ファイル名に使えません。「CON.txt」のように拡張子が付いていてもだめです。めったに起きませんが、当たると保存も削除もできない厄介なファイルになります。
ツールがすること: 末尾に「_」を付けて「CON_.txt」にします。
5. ZIPに混ざる余計なファイル
何が起きるか: Macで「圧縮」すると、「__MACOSX」というフォルダや「.DS_Store」、「._」で始まるファイルが自動で入ります。これはMacだけが使う見た目の設定などで、Windows側では中身のない謎のファイルに見えます。逆にWindowsで作ったZIPには「Thumbs.db」や「desktop.ini」が入ることがあります。
ツールがすること: これらをまとめて取り除き、本当に渡したいファイルだけを残します。
6. ZIPの中の名前が文字化けする
何が起きるか: Macの標準の圧縮で作ったZIPをWindowsの「すべて展開」で開くと、中のファイル名が「窶」「繧」のような読めない文字になります。Windowsで作ったZIPをMacで開くときは、その逆が起きます。
なぜ: ZIPの中の名前には「どの文字コードで書いてあるか」の印を付ける決まりがありますが、Macの標準の圧縮はこの印を付けません。印がないと、Windowsは昔ながらの日本語の読み方(Shift_JIS)で読もうとして化けます。
ツールがすること: 中の名前をどちらでも読める形(UTF-8)にそろえ、印もきちんと付けてZIPを作り直します。中のファイル名にも1〜4の修正を同時にかけます。
7. 同じ名前になったときの番号付け
何が起きるか: たとえば「報告書:1.docx」と「報告書?1.docx」を直すと、どちらも「報告書_1.docx」になってしまいます。また、WindowsとMacは大文字と小文字を区別しないので、「Abc.txt」と「abc.txt」も同じ場所には置けません。
ツールがすること: 2つ目以降に「(2)」「(3)」を付けて、上書きや取り出し失敗を防ぎます。
元のファイルには手を付けず、整えたコピーを新しく保存します。パスワード付きのZIP、4GBを超えるZIPは扱えません。Word・Excelなどのファイルは名前だけ直し、中身には触りません。
Macで作ったCSVがWindowsのExcelで文字化けする、古いソフトに読ませるCSVが要る。そんなときに文字コードを変えて保存し直します。
1CSVファイルを選ぶ
文字コードは自動で判別します。複数まとめて選べます。
2保存する形式を選ぶ
3中身を確認する
4変換したコピーを保存する
元のファイルはそのまま残ります。変換したものが新しいコピーとして保存されます。
文字コードについて
- UTF-8(BOM付き): 今の標準。先頭に「BOM」という目印を付けると、WindowsのExcelでも文字化けせずに開けます。Macで保存したCSVはこの目印が無いことが多く、それがWindowsで化ける原因です。
- Shift_JIS: 昔からWindowsで使われてきた形式。文字の種類が限られるため、人名の珍しい漢字(𠮷など)や絵文字は入りません。入らない文字があるときは、その場所をお知らせして止まります。勝手に「?」などに置き換えることはしません。
- 自動判別は完全ではありません。表示された表が読めないときは「読み取りの文字コード」を切り替えてください。
iPhoneで撮った写真(HEIC形式)はWindowsで開けないことがあります。どこでも開けるJPEGに変換して保存し直します。
1写真を選ぶ
一度に20枚まで。1枚ずつ順に変換するので、枚数が多いと時間がかかります。
2大きさを選んで変換する
3JPEGを保存する
元の写真はそのまま残ります。1枚なら JPEG がそのまま、複数なら ZIP にまとめて保存されます。
変換について
- 写真の向きは正しく反映します。撮影日時・場所などの情報(EXIF)は引き継ぎません。場所の情報が相手に渡らない、という利点もあります。
- iPhoneやMacのSafariでは内蔵の機能で変換します。WindowsやAndroidでは、初回に変換用の部品(約1.5MB)を読み込みます。読み込み後もファイルは端末の外に出ません。
- とても大きな写真(約2400万画素超)は、端末の負担を抑えるため自動で少し縮小します。その場合は一覧に表示します。
- iPhoneの設定で「フォーマット」を「互換性優先」にすると、最初からJPEGで撮影できます。